英検1級の読解やリスニングなど全パートについて様々なtipsが記載されている総合対策書です。
【難易度】
★★★★★★★★★★☆
(目安は★5つでTOEIC本試験レベル)
【おすすめ度】
★★★★★★★★★☆☆
【Pros】
・ボキャビルに極めて有用
1993-2012年の過去20年間のデータをもとに頻出語彙が選定されており、かつほとんどの単語・熟語にコロケーションが添えてあります。
私は特に後者に感謝しています。
コロケーションがあるととても覚えやすいんです。
1ヶ月間Intensiveに学び、当初はさっぱりわからなかった語彙問題において22/25点取得できました。
・著者の英検知識が尋常ではない
植田一三先生は、問題文を見ずに選択肢見ただけでそれなりの点数を取ることができるそうです。笑
この選択肢を分析する視点を、誌面で惜しむこと無く伝えてあります。
ただまあ、この技術を我々が短期間でマスターするのは困難なので試験対策として機能するかは疑問。
【Cons】
・高い
税込み2,376円です。
ただ、値段相応の内容は詰まっていると思います。
・前提となる英語力が高い
最低でもTOEIC900点くらいは欲しいところ。
・Amazonレビューでめちゃくちゃ叩かれている
これめちゃくちゃ面白かったので引用しますね。
「英検1級の大家とされる、著者の植田氏氏は多数、無駄な本を書いて、英検1級を食い物にしている方ということが、よくわかりました。自分の講座へのPR書という位置づけのようです。
せっかく買いましたが、早くもブックオフ行きになりました。」
ひょーどる:それを買ったのは私かもしれない。
「この本のレビューはサクラばかりだと思う。例えば、10年前に英検1級を取ったというのに、再度トライするというのはちょっと疑問を感じます。このレビューはこの本を作った担当編集者が書いたものか、著者自身が書いたものではないですか?英検1級を持っているなら、普通次は通訳ガイドなどの試験を目指すはずです。あるいはTOEIC990点とか。そして、過去問を解くより先にこの本を購入して勉強をするというのは、普通ではない。普通は過去問を解いて、その攻略の仕方を勉強するためにこういった本を買うものです。購買者心理はそういうものです。購買者心理を知らずしてこういうウソを書くレビュウアーは取り締まられなければいけない。私のように真剣に英検1級を目指しているものを愚弄するものです。それと、発売元のベレ出版ですが、ここの商品は概して欠陥商品が多い。私はこの出版社が出しているTOEIC900点突破用の単語帳を購入し勉強しましたが、誤訳、ミスプリントなどがわんさか溢れていて、貴重な時価を無駄にしたことがあります。その他の商品も似たようなものでした。このレビューで五つ星などをつけているのは、きっと担当編集者か出版社の人間あるいは著者と関係のある人たちが多数かかわっていると思います。こんなウソと欺瞞に満ちた本などは購入しないほうがいいです。」
ひょーどる:各方面にケンカを売っているパワー溢れるレビューだ。
【こんな人にお勧め】
賛否あるようですが、個人的にはいい本だと思いますよ。
これのおかげで合格した、とまでは思いませんが、この本でボキャビルしたからこそ一次試験を余裕をもって通過できたのは間違いありません。
コロケーションやIntensive Learningの素晴らしさを教えてくれたのもこの本ですし。
単語帳として使うだけでも価格分の価値はあると思います。
一次試験の得点を安定化させたい方は是非どうぞ。
詳しい使い方は別記事にしてあるので、
こちらを御覧ください。
おしまい!
- 関連記事
-